吹奏楽によくある編曲がキライの話

ブランク明けから昨年秋に入団し、1年ちょっとが経ったTPのみやさんこと宮脇です。
前回初めてブログを書いた時のものを自分で再確認してみました。
∑(゚Д゚)次回のブログのお題が指定してある!!!

お題は「日本の吹奏楽」についてらしいです。(他人事・・・)
去年のわたしからの振りなので、それに従いましょう。特に最近考えていたわけではありませんが、昔から感じていたことを、また長々と書き綴りましょう。


わたしは吹奏楽団向けの(最近の日本人の)編曲がキライです。最近と言っても、ここ20年、30年でしょうか。吹奏楽の歴史から言うと最近にあたるでしょう。
なるべくオーケストラに似せようとか、なるべく元のPOPSの歌謡曲に似せようとか、そういう作り方になっていることが多いからです。
吹奏楽の特性にあった風に編曲すればいいのに、なんだかコンバートと言うか、ただ変換しているだけのようなものが多い印象です。
まぁ、原曲のようなものを吹奏楽用に変換してくださいというオーダーなのかもしれませんし、あまり原曲と変わっていると、違うって言われるのかもしれません。しかし、わたしは何か気に食わないのです。
断っておきますが、これは個人的な好き嫌いの問題であり、良い悪いではありません。もちろん、好きな吹奏楽編曲家もいます。

最近のと書いたのは、昔の編曲はビッグバンドのような編曲なので好きです。昔はテレビ歌番組でも後ろにビッグバンド編成のバンドが伴奏をしていたので、そのような編曲をする人が多かったのでしょう。それもワンパターンだと言えばワンパターンなので、不満に思う楽器もあるでしょうが。

ジャズのビッグバンド向けの編曲だと、クラシック曲や歌謡曲を編曲したものでも、ちゃんとバンド編成ありきで、編曲されてるんですけど、吹奏楽向け編曲って元の曲ありきな感じが多いと感じるのです。

英国式ブラスバンド向け編曲でも、サクソルン属の編成ありきで、その編成に合わせて編曲されています。
これが人によっては同じような音色しかしないので眠くなると感じる人もいるかもしれません。

このようわたしが感じるのも、高校からビッグバンドステージがあり、大学でも社会人でも少しジャズバンドに参加しており、英国式ブラスバンドもエキストラですが、たずさわっていたから、余計にそのように感じるのかもしれません。

じゃあなんで、吹奏楽団に入っているんだよってことですが、吹奏楽には吹奏楽の良いところがあります。編成的には、その中途半端な編成ゆえに小編成の曲からオーケストラの大編成までのレパートリーを演奏できるのが魅力でしょうか。また曲目的には、お堅いクラシックからジャズ、演歌、ラテン、ポップスまで、さまざまなジャンルを扱っているところがとても良いと思っています。
わたしが飽き性なのかもしれませんが、聞いている方も、いろんなジャンルの演奏曲目のほうが眠くなりにくくて良いと思うのです。
その辺の懐の深さが吹奏楽の魅力です。

ではどのようにすべきか?
さまざまなジャンルをやるのならば、そのジャンルなりのさまざまな吹き方をちゃんとしないといけないなと感じているところです。
特に吹奏楽団のスウィングはひどいものがあります。あまり聴き馴染みがないのか、ちゃんと教えてもらってないからか、どうしても「ちゃんかちゃんか」のお祭りの感じになっているバンドが多いです。


と、今回も長々となってしまいました。吹奏楽は良いとこ取りの分、それぞれ違うジャンルのニュアンスをしっかり吹き分けましょうと言うのが本日の教訓でした。


では、また次回の自分にネタ振りしておきます。次回は、自己紹介も兼ねてわたしの大したこともない音楽史とします。では、また次回までごきげんよう!