くれいじーは激怒した、いや、涙した
くれいじーというのは、とあるトランペット吹きの相棒楽器の名前である
1年とちょっとは吹いて貰えず部屋の片隅に置かれていたくれいじー
そのくれいじーがなんと、娑婆に出れたのである。(娑婆の使い方が合ってるか謎である)
久しぶりに娑婆の空気に触れられて、くれいじーは喜んだ (たぶん)
だが、喜びも束の間……
その日は初見大会だったらしい
が、にやる予定の曲が「錨をあげて」しかわからないのである…!!!!!!
「宝島」「星条旗」はなんとなく分かる(たぶん)
宝島は前に吹いたような記憶が…星条旗はたまに耳にするためである(くれいじーに耳はない。楽器だもの くれを。)
娑婆に出ていなかったくれいじーは流行りなど分からない
「ラ・ラ・ランド…て 何!!?」
くれいじーは慌てふためいた
(正確には慌てていたのはくれいじーの持ち主)
はじまる曲の合わせ
焦りつつもついていくのが必死なくれいじー
気付けば終わっていた
くれいじーの初見という戦いは終わった
あっという間の練習であった。
久しぶりだったがやはり楽しいものだ
次は、新しい譜面台と対面できるであろうか
曲ともであえるであろうか
結論 練習大事。
トランペット担当のいわはらでした。ちゃんちゃん
(久しぶりだと言うのにこんなんでいいのだろうか…)